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歯周病にも種類がある?ハッピースマイル歯科クリニック武蔵境 

こんにちは
ハッピースマイル歯科クリニック武蔵境です。


今回は、歯周病の種類についてお話します。
実は歯周病と言ってもいくつか種類があります。
日本人の8割が罹患している、もしくはその予備軍であるといわれる歯周病。
細かく分類していくと歯周病には様々な種類が存在しており、それぞれに特徴があります。
【歯肉炎】
歯石に引き寄せられるように付着した歯垢内で歯周病菌が繁殖し、
歯肉が炎症をおこして赤くなったり出血したりします。
歯肉炎は歯周病の中でも軽度な状態のため、
初期治療をしっかりすれば完治させることが可能です。
しかし、初期症状は痛みなどの自覚症状がないために、気づかずに進行してしまうケースも少なくありません。
【慢性歯周炎】
歯肉炎の症状が進行すると、慢性歯周炎になります。
この段階になってくると、歯肉だけではなく、歯を支えている骨(歯槽骨)にまで影響が出始めます。
歯肉の腫れや痛み、出血、口臭などの症状が現れ、次第に歯がグラグラしてきて、
最終的には歯が抜け落ちてしまうことも…
できるだけ早い段階で治療を始めることが大切です。
慢性歯周炎は、軽度歯周炎、中等度歯周炎、重度歯周炎とステージが分かれてきます。







【侵襲性歯周炎】
侵襲性歯周炎(しんしゅうせいししゅうえん)は、
「急性破壊性歯周炎」とも呼ばれています。(以前は若年性歯周炎)
10代、20代の比較的若い年代で発症することが多く、
症状の進行が早いため、あっという間に重症化してしまう傾向にあります。



【妊娠性歯周炎】
妊婦さんが罹患しやすい歯周病です。
妊娠中のホルモンバランスの変化によって、
細菌が繁殖しやすくなったり、炎症が起こりやすくなってしまいます。
また、つわりによって食生活が乱れたり歯磨きが不十分になったりすることも
妊娠性歯周炎の要因にあげられます。
妊娠中に歯周病に罹患していると、母体に影響が出るだけでなく、
お腹の中の赤ちゃんにもよくありません。早産や低体重児出産のリスクが高まるので、
安定期に入ったら治療することをおすすめします。


【慢性剥離性歯肉炎】
慢性剥離性歯肉炎(まんせいはくりせいしにくえん)は、
歯肉の上皮が剥がれ落ちてびらんを形成し、痛みを伴う歯肉炎です。
生理不順や閉経前後の女性に起こりやすいとされています。
扁平苔癬(へんぺいたいせん)などの皮膚疾患に起因することも多く、
重度になると接触痛や知覚過敏もよく出るため、歯磨きだけでなく普段の食事も困難になりがちです。
治療に時間がかかり、長期にわたって再発を繰り返す傾向があります。


【薬に起因する歯肉炎】
抗けいれん薬や降圧剤などの副作用で歯肉炎を発症してしまうケースがあります。
重症になると歯肉が歯を覆いつくしてしまうこともあるので、
疾患の主治医と歯科医師の両方の連携をとりながら治療を進めていく必要があります。

【咬合性外傷】
歯のかみ合わせが悪いことにより歯や顎の骨に負担がかかり、
その刺激で歯槽骨が徐々に溶けていってしまいます。
この症状を咬合性外傷といいます。歯周病と似たような症状ですが、治療方法が異なってくる部分があります。
このように、歯周病と言っても色々な種類があります。
歯周病の主な原因は歯垢(プラーク)です。
そのため、歯周病菌の温床となる歯垢を「溜めないこと」「増やさないこと」が非常に大切になってきます。
軽度の場合は、日々のホームケアで改善されることもあります。
しかし、ほとんどの場合は歯垢ではなく歯石になって歯の周りに汚れがこびりついていて
ホームケアだけでは解決しないことが多いので、
歯肉が腫れぼったい、歯磨きすると出血するなど、歯肉の状態に違和感を感じたら
歯科医院を受診することをおすすめします。


ハッピースマイル歯科クリニック武蔵境
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